講 演 者 紹 介
平成26年12月13日(土)東京支部総会の特別講演でご講演頂く安彦兼次氏を、ご紹介します。
1965年(昭和40年)秋田大学鉱山学部卒、その後東北大学大学院に進まれ、
以後「高純度金属の研究者」として活動され、現在も世界でご活躍されている方です。
安 彦 兼 次 氏
元 東北大学 客員教授
現 ペンシルヴァニア大学 シニアフェロー
現 米国ASTM International Menber
講演題目「鉄本来の性質を追及して50年」
―究極の金属“Super Pure Metal” の発掘へ―
研究活動
(東北大学大学院 → 東北大学金属材料研究所)
・鉄をはじめ金属の超高純度化
・含まれる不純物元素の極微量定量
・金属本来の性質を追及
☆ 1994~2010年 日仏独米の研究者と共同研究を推進する傍ら「高純度ベースメタル国際会議」を組織し
その委員長として活動し15回開催した。
☆ 世界最高純度の鉄10kgを溶製する事に成功し、その合金の研究を推進した。
☆ その鉄は、鉄中の64種の不純物元素の極微量定量を行い純度99.9996%と
決定され、ドイツBAMのデータベースCOMARにABIKO ultrahighpurity Ironとして登録された。
☆100kgの超高純度金属の溶解炉を開発し、欧米から溶製した金属を
“Super Pure Metal”と名付けられた。
以上